幅広い色相範囲で優れた遮熱性能を示します。 しかも、低汚染機能で遮熱性能を維持。更に、高耐久性樹脂の採用により、耐久性を一段と高めました。
- 超低汚染性
セラミック複合の特殊技術で従来にない超低汚染を実現しました。 - 高耐久性
耐候形1種に相当する性能を示します。 - 防かび・防藻性
特殊設計により、微生物汚染を防ぎます。 - 透湿性
透湿性塗膜は内部結露の防止に役立ちます。 - 幅広い下地適用性
弱溶剤で構成されているため、旧塗膜の種類を問わず、優れた密着性を示します。 - 環境に優しい
溶剤形(強溶剤)塗料に比べて臭気が少なく、作業環境の改善に役立ちます。
環境省により実証された技術
下記製品は、環境省が進める「環境技術実証事業:ヒートアイランド対策技術分野(建築外皮による空調負荷低減技術)」の「高反射率塗料(遮熱塗料)」で、その性能が実証されました。
ヒートアイランド対策と二酸化炭素の排出抑制に、大きな役割を果たします。
ヒートアイランド現象とは、地表面の人工化やエネルギー消費に伴う排熱の増加で、地表面の熱収支が変化して生じる熱大気汚染であり、都心部の気温が郊外に比へて島状に高くなる現象を指します。
気温の上昇による不快感の増大は元より、熱中症に伴う死亡者数と真夏日、熱帯夜の出現日数との間に相関関係があるとの報告もあるなど、深刻さを増しています。また、高熱化は冷房需要を押し上げ、エネルギー消費を招くため、排熱が一層増し、気温上昇に拍車がかかります。更に、光化学オキシダントの成長の助長や局地的集中豪雨との関連性も指摘されています。
高温下で発生する上昇気流が逆転層に遮られて生じる混合層〔ダスト・ドーム〕を形成することが指摘されています。
遮熱塗料は、気温の上昇を防ぐだけでなく、クーラーなどのエネルギー消費による排熱を防ぎ、二酸化炭素の排出抑制につながるなど、環境保全に著しい効果を期待できます。
日本全体では、ここ100年間で平均気温が約1℃上昇したのに対して、東京の平均気温は約3℃上昇しています。
また、主要都市における熱帯夜の日数は下記のようになっており、徐々に上昇傾向がみられます。
■遮熱性
1.遮熱の技術的コンセプト図
①特殊顔料により近赤外線(熱線)領域の波長の光線を反射し、吸収する熱量を減少させます。
②汚れの付着による遮熱効果の低下を防ぎます。特に、クールタイト、クールタイトSi、クールタイトFの弱溶剤形クールタイトシリーズは、特殊セラミック成分の優れた低汚染効果により、長期に亘り高い遮熱性能を維持することができます。
2.太陽光線の中で、放射熱エネルギーの強い近赤外線領域を反射し、優れた遮熱性能を実現しました。
3.サーモグラフィーの撮影で、その差がはっきりと理解できます。
汎用塗料と比較して優れた遮熱性能を発揮します。サーモグラフィーを使うと、温度の差を目ではっきりと確認することができます。
赤外線ランプを表面に照射し、加熱後の表面状態を観察すると、約20℃の差が生じていることが分かります(色目:スレートブラック)。